こんなシーンで活用できるスクランブルゴルフ

スクランブルゴルフでコースレッスンが充実

コースレッスンはプロのテクニックを見ながら、ティショットからグリーンまで幅広く学べるという点で、人気の高いレッスンスタイルです。そんなコースレッスンをさらに充実させる方法がスクランブルゴルフ。スクランブルゴルフの特性により、他との差別化が図れます。

コースレッスンはプロの負担が大きい!?

スクランブルゴルフの写真1 ゴルフ場でのコースレッスンは練習場やインドアレッスンと違い、打ち方以外にもコースマネジメント、リカバリーなど、より実践的なスキルを身に付けられるというメリットがあります。またコーチの指示、他の生徒のプレーという多様な客観性を伴うため、自己流ゴルフから一歩抜け出すのにも適したレッスンスタイルと言えます。 誰でもすぐにスコアアップにつながりそうなコースレッスンですが、短所もいくつかあります。一番の問題はレッスン場所がコースなだけにボールが左右に散らばりやすく、生徒をまとめるのに苦労すること。特に1人で3人の生徒を教えるときは個々のレベルが揃っていないと、1つを教えるのに3人分の時間がかかってしまいます。 マンツーマンの個別レッスンであればそのような不都合は生じませんが、費用負担も大きく生徒を集めるのは難しいはずです。限られた時間の中、効率よくレッスンを行うにはもっと合理的なスタイルを検討する必要があるのではないでしょうか。

スクランブルゴルフで効率良く指導できる

スクランブルゴルフの写真2 そこでコースレッスンにスクランブルゴルフの採用を提案します。一番のメリットはプロの負担が減ることです。1人で複数人を指導しようとすると、どうしても偏りが出てしまいます。右に飛べば右に行き、左に飛べば左に行きと生徒全員が必ずしも同じ方向に打ってくれるとは限りません。理想は1ヶ所に集まって、じっくりスイングチェックをすることですが、そうならないのが現実です。 しかし、スクランブルゴルフであればベストボールを選択するため、1プレーごとに全員が1ヶ所に集まります。もちろん、左右に散らばったボールは拾う必要がありますが、ロスタイムもその程度です。走らず焦らず、予定通りに効率よく進められるので、生徒によって習得内容が大きく異なるということはありません。
いずれにしても、プロと生徒の両方にとって負担の少ないレッスンが可能になります。

コースマネジメントのレッスンが充実

スクランブルゴルフの写真3 効率の良さはレッスンレベルの向上につながります。スクランブルゴルフによって、時間の余裕が生まれ、その分レッスン内容を充実させることができます。例えばコースマネジメント。まだ経験の浅い初心者にとってコースマネジメントは理解しにくいテーマのひとつと言えます。 もし飛距離に差のある生徒が数人いれば、それを上手く利用して説明することができます。1人打つごとにクラブ選択とキャリーについて解説し、サードショット以降の攻め方に言及するなど、実際に手本を示しながらの説明であれば考え方の違いもわかりやすくなります。全員同じ場所から打ち、時間にゆとりのあるスクランブルゴルフだからこそできる、丁寧な指導方法と言えるのではないでしょうか。 基本的な考え方が理解できれば、次のホールはティショットから攻め方が変わってきます。生徒同士がお互いの打ち方、攻め方を細かく観察することでコースマネジメントの学びに深みが出てくるはずです。

自信をつけさせて満足の高いレッスンを

スクランブルゴルフの写真4 コースレッスンが練習場やインドアレッスンと特に異なるのがショートゲームです。ゴルフはピンまで100ヤードを切ってから一段と難しくなりますが、その理由は多種多様なライの状況ではないでしょうか。 場数を踏んで鍛えることも大切ですが、それと同時に成功体験も必要です。ショートゲームが上手くいかない原因のひとつに悪いライから悪いライへの悪循環ショットがあります。左足下がりのラフからバンカーに打ち込み、そこからさらにバンカーのアゴにつかまるなど、苦境から抜け出せない生徒は珍しくありません。 スクランブルゴルフの場合、第2打、第3打とベストポジションのボールを選択するため、好位置から好位置へとショットをつないでいけます。つまり、頭に描いた成功イメージを実際のプレーで体験することが可能です。知識やテクニックに加えて、自信もつけられるとすれば、生徒にとって満足度の高いレッスンと言えます。